菜実(なみ)熟女図鑑 徳島素人版 女の子をお気に入りに追加

  • 写メ
  • 癒し系
  • 綺麗系
  • 巨乳
菜実(なみ)
最新日記
26/04/08 12:32
日付で見る
  • 2026.06

1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

そしてイサカロスト期もやってきたをハルキ風に(笑)

26/06/05 12:35|コメント:0件


ある朝、私は気がついた。


長いあいだ親しく付き合ってきたものたちが、まるで約束の時間を過ぎた恋人みたいに、静かに遠ざかっていることに。


まず村上春樹が読めなくなった。ページを開いても言葉は私の中を素通りしていった。


そのあとには伊坂幸太郎も続いた。


それは少しまずいことのように思えた。


村上春樹もだめで、伊坂幸太郎もだめなら、もしかすると私は読書そのものを失ってしまったのではないか。


そんなことを考えながら、庭の隅にある古井戸を眺めていた。猫がその縁に座り、何かを待つように尻尾を揺らしている。


どこかでカッコウが鳴いた。


カッコウは季節を知らせる鳥だけれど、その日私には少し違うふうに聞こえた。

何かの終わりではなく、何かの移り変わりを告げる合図みたいに。


試しに別の作家の本を開いてみた。


すると不思議なことに、私はちゃんと読み進めることができた。文章はするすると身体に入り、物語は静かにその居場所を見つけた。


だからたぶん、問題は読書ではないのだ。


井戸の水が枯れたわけではなく、ただ今は別の水脈につながっているだけなのかもしれない。


猫は何も言わずにあくびをした。


カッコウはもう一度鳴いた。


私は村上春樹と伊坂幸太郎という二人の古い友人が、古井戸から出て来てもう一度私に語りかけて来るのを

再びムラカミハル期とイサカコウ期が来るのを待つことにした。





コメント 0件

コメントを書く

   コメントを書く
書き込む