菜実(なみ)熟女図鑑 徳島素人版
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台風だね🌀
26/06/26 12:33|コメント:0件
また台風がこちらへ向かっているらしい。 やれやれ、と私はまだ少し温かい珈琲をひと口飲んだ。 窓辺では猫が、世界の予定なんて最初から知っていたみたいな顔で、静かに目を細めている。 空には二つの月が浮かんでいた。 その下を、二つの台風がそれぞれ別の速度でこちらへ近づいてくる。 一つは天気予報が告げる台風。 もう一つは、誰の心にも一度くらいは訪れる、名前のない台風だ。 二つの月は、それをまるで当然の出来事みたいに黙って見下ろしている。 そんな夜になると、心のどこかにある古い井戸を思い出す。 底には、急ぐことをやめた時間や、言葉にならなかったため息が、雨水みたいに静かに溜まっている。 もし明日、本当に台風が来るのなら、仕事はしないことにしよう。 誰に言い訳をするでもなく、それが今日という物語にいちばん自然な選択に思えたからだ。 風の音を聞きながら、珈琲をもう一杯淹れて、猫は膝の上で丸くなる。 やがて二つの台風は遠ざかり、二つの月だけが何事もなかったように夜空へ残るだろう。 そして私は思う。 世界というものは、ときどき少しだけ現実からはみ出しているくらいが、いちばん居心地がいいのだ、と。 そこには珈琲の香りがあって、猫のぬくもりがあって、古い井戸の静けさがある。 それだけあれば、明日くらいは仕事を休んでも、きっと誰も困らない。 そういうものだ。 菜実です(≖ㅂ≖)ʷʷʷ 明日、出よかと思ってたけど(≖ㅂ≖)ʷʷʷ 台風🌀酷かったら休むね(≖ㅂ≖)ʷʷʷ 皆様、ご安全に -
低気圧頭痛( ੭⌯᷄ω⌯᷅ ).。oஇ ハルキ風味を添えて
26/06/25 12:41|コメント:0件
梅雨は律儀に雨を降らせ、私の頭の奥に鈍い痛みを置いていった。 珈琲はいつもより少しだけ苦く感じられ、猫は窓辺で世界の湿度なんて関係ないという顔をして丸くなっている。 何かを始めようという気持ちは、雨雲の向こう側へ置き忘れてきたらしい。そんな午後は、ただページをめくることだけが、世界との細い繋がりになる。 3年かけて、やっと『町とその不確かな壁』を読み終えた。 もちろん、その物語にはその物語だけの静けさがあったし、胸に残る景色もあった。 子易さんという存在も、読み終えてみれば、きっとあの物語には必要だったのだろうと思う。 でも最後のページを閉じ、冷めかけた珈琲をひと口飲んだとき、私はごく個人的な、誰に同意を求めるわけでもない勝手な感想として思ったのだ。 ——それでも『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』のままで、十分に完成されていた物語だったのではないだろうか、と。 もしかしたら、私がなかなかこの物語を読み進められなかった理由も、そこにあったのかもしれない。 『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』という物語が好きだったからこそ、無意識のどこかで、その完成された風景を手放したくなかったのだ。 もちろん、それが正しい感想だなんて思ってはいない。 ただ梅雨の午後に頭痛を抱えたひとりの読者が、雨音を聞きながら静かにたどり着いた、小さな感想にすぎない。 猫は相変わらず眠り続け、珈琲はすっかり冷めていた。 それでも、その答え合わせを急ぐ必要はない気がした。 雨の日の読書には、結論よりも余韻のほうがよく似合うのだから。 土曜日、ちょっとだけ出勤するかも(≖ㅂ≖)ʷʷʷ 菜実です(≖ㅂ≖)ʷʷʷ 雨降ると頭痛くなるのよね( > 菜実です( > -
困った時のハルキ構文(≖ㅂ≖)ʷʷʷ
26/06/24 12:37|コメント:0件
朝から雨が降っていた。 梅雨らしい、世界の輪郭が少しだけ曖昧になる雨だった。 いつもならひとつやふたつ、妄想の中で恋が始まる。 BARで誰かと出会ったり、駅のホームで偶然再会したりする。 けれど今日は不思議なくらい、妄想話がちっとも思いつかない。 推し達は私に語りかける言葉を持ったまま、深い井戸の底へ沈んでいるようだ。 やれやれ、と私は小さくため息をつく。 猫は窓辺で丸くなり、雨音に耳を傾けている。 私は珈琲を淹れた。湯気は静かに立ち上り、まるでどこか遠い場所へ向かう白い鳥のようだった。 恋の物語が見つからないなら、それでもいい。 本でも読もう。 そんな午後があってもいい。 梅雨はときどき、人を物語から解放してくれるのだから。 猫と珈琲さえあれば、それほど悪い午後じゃない。 むしろ少しだけ、贅沢ですらある。 猫は眠り、珈琲は少しずつ冷めていく。 そのあいだ世界は、誰にも気づかれない速度で正しい場所へ回転していた。 次の妄想が思いつかなかったのよ(≖ㅂ≖)ʷʷʷ 菜実です(≖ㅂ≖)ʷʷʷ 困った時のムラカミハルキ構文なのよ(≖ㅂ≖)ʷʷʷ 菜実です(≖ㅂ≖)ʷʷʷ -
BAR🍸③ 妄想しかない(≖ㅂ≖)ʷʷʷ
26/06/23 12:36|コメント:0件
だんだんマスターの機嫌が悪くなっていく。 なんか面白い。 🩷「嫉妬した?」 💙「した」 即答だった。 私は目を丸くする。 💙「毎回泣きながら男の相談しに来て」 💙「別れたら俺の店に来て」 💙「他の男見て笑って」 💙「それ見ながら平気な男なんかいるかよ」 胸が苦しくなる。 そんな顔で言うの反則。 🩷「でもマスターはモテるじゃん」 💙「だから?」 🩷「女の人いっぱい来るし」 💙「興味ねぇよ」 💙「俺が見てるのは一人だけだ」 息が止まりそうになる。 マスターはカウンターの中から出てきた。 ゆっくり。 逃げ場を塞ぐみたいに。 💙「なぁ」 🩷「う、うん」 💙「俺、あとどれくらい待てばいい?」 その声は少しだけ弱かった。 初めて見た。 いつも余裕そうな彼のそんな顔。 💙「気がつけって言っただろ」 💙「あれ、本気だったんだけど」 私は何も言えない。 だって。 今さら全部繋がってしまったから。 泣いた夜も。 閉店の札も。 優しいグラスも。 いつも私の好きな席を空けてくれていたことも。 全部。 💙「もう他の男に取られるの嫌なんだけど」 そう言って。 マスターは私の額にそっとキスを落とした。 💙「返事は急がなくていい」 💙「でも次ここに来る時は」 彼は少し笑う。 あの反則級の笑顔で。 💙「客じゃなくて来いよ」 その瞬間。 私の心臓は完全に負けた。 古い井戸の底に落としたと思っていたものは、案外すぐ近くに転がっている。 私の場合、それは琥珀色の灯りの下でグラスを磨く男だった。 のか? という妄想でご飯3杯イケます(≖ㅂ≖)ʷʷʷ 菜実です(≖ㅂ≖)ʷʷʷ 実は斎藤工似のマスターと綾野剛似のギタリストは推しです (≖ㅂ≖)ʷʷʷ 菜実です(≖ㅂ≖)ʷʷʷ -
BAR🍸 続きだょ
26/06/19 12:40|コメント:0件
💙「お前は別」 斎藤工似のマスターにそう言われて思わず固まる。 何それ。 ズルい。 💙「いつものな」 目の前に置かれたのは私の好きなカクテル。 🩷「覚えてたんだ」 💙「毎回来る客の好みくらい覚える」 🩷「ふーん」 💙「お前は特に手がかかるしな」 口は悪いのに。 優しい。 だから困る。 しばらくすると店の扉が開いた。 カラン🔔 💜「おーっす」 綾野剛似のギタリストだ。 相変わらずカッコイイ。 💜「菜実ちゃん久しぶり♡」 🩷「お久しぶりです♡」 💜「この前の約束まだ果たしてないよね。飯行こうよ」 🩷「あっ」 そうだった。 街コンの日に言われたんだ。 その瞬間。 カラン。 マスターが氷を落とした。 珍しい。 💙「おい」 💜「ん?」 💙「お前、暇か」 💜「暇だけど?」 💙「だったら裏のビールケース運べ」 💜「今?」 💙「今」 💜「絶対今じゃなくていいだろ」 私は思わず吹き出した。 💜「あーなるほど」 綾野剛似のギタリストはニヤニヤしながら私とマスターを交互に見る。 💜「そういうことか」 💙「何がだ」 💜「いやぁ。長かったなぁって」 💙「黙れ」 💜「じゃあ俺帰るわ」 🩷「えっ?」 💜「俺、友達の恋路邪魔するほど野暮じゃないし」 そう言ってギタリストは私の耳元で小さく囁いた。 💜「あの人、街コンの日ずっとお前見てたぞ」 🩷「え?」 💜「じゃーな♡」 カラン🔔 扉が閉まる。 店内には私とマスターだけ。 静かだ。 静かすぎる。 🩷「ねぇ」 💙「なんだ」 🩷「街コンの日…見てたの?」 マスターの手が止まった。 数秒の沈黙。 💙「見てた」 心臓が跳ねる。 💙「あいつにデレデレしてるお前をな」 🩷「だってカッコイイし」 💙「知ってる」 🩷「優しいし」 💙「知ってる」 🩷「モテるし」 💙「知ってる」 だんだんマスターの機嫌が悪くなっていく。 なんか面白い。 🩷「嫉妬した?」 💙「した」 また、続くのよ(≖ㅂ≖)ʷʷʷ 菜実です(≖ㅂ≖)ʷʷʷ
