菜実(なみ)熟女図鑑 徳島素人版
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( *¯ ꒳¯*)
26/11/04 12:59|コメント:0件
朝、いつもより少し丁寧に珈琲を淹れた。 猫は窓辺で、僕には見えない何かをじっと見つめていた。 僕は冷蔵庫から卵とレタスを取り出し、サンドイッチを作ることにした。パンの耳を切り落としながら、まだ起きてもいない出来事について考えていた。 人間というのは奇妙な生き物だ。 何かを手に入れた瞬間よりも、それがまだ手の届かない場所にあるときの方が、ずっと幸福だったりする。 それは、まだ開けていない箱の中に、世界の重力を少しだけ変えてしまうような何かが入っていると信じることに似ていた。 僕は何食わぬ顔でサンドイッチを皿に並べた。 しかし、僕の内側では、普段は無口な小人たちが、誰に頼まれたわけでもないのに祝祭の準備を始めていた。 遠くでネジをまく鳥が鳴いた。 猫がこちらを見た。 どうやら僕が平静を装っていることは、猫にはすっかり見透かされているらしい。 やれやれ。 僕は珈琲をもう一口飲んだ。 まだ何も始まっていない。 それなのに僕は、もう何かを思い出して懐かしんでいるような、説明のつかない幸福感の中にいた。 週末というものは、時として、暦の上に置かれた小さな時限爆弾なのだ。 もちろん、爆発するのは僕の方だけれど。
