菜実(なみ)熟女図鑑 徳島素人版
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ハルキハラ③ もういいってWWWしかも長いよ
26/06/04 12:26|コメント:0件
私のムラカミハル期は知らないうちに終わりを告げていたけれど、はじまりがいつだったかいえばさっぱり分からない。 昔「ノルウェーの森」を読んだ時も何がいいのかさっぱり分からなかった。 みんなが夢中になる理由も、心を揺さぶられるという感覚も、正直なところ見つけられなかった。 本を読み終えて、たぶん私には向いていないのだろうと思った。 それでもなぜか、ときどきまた村上春樹の本を手に取った。 私には時間だけはたっぷりあった。 猫は窓辺で眠り、私はページをめくる。 相変わらず分からない部分はたくさんあった。 ひとつ言える事は村上春樹を読んでいると無性にサンドイッチ🥪を食べたくなったりパスタを茹でようかと思うところだ。 そうやって、私はサンドイッチ🥪を作り、パスタを茹で、珈琲を飲みながら村上春樹を読んだ。 そんなことを繰り返しているうちに、気がつけば自然に村上春樹を読んでいた。 猫がいつの間にか隣で眠る場所を決めてしまうみたいに。 ふと窓を見ると、ガラスに映った月が本物の月の隣に浮かんでいた。 二つの月。 そのどちらも少し遠い。 そして二つの月は、どちらも黙ったまま、窓の向こうで静かに光っていた。 私は7月に出るという村上春樹の新刊について考えた。 ムラカミハル期は終わっているかもしれないが買うべきなのだろうか? まだ3年前の本も読み終えていない私に読めるのだろうか? 私はもう一杯珈琲を淹れて、身体をゆっくり椅子に沈めた。 猫は相変わらず何も気にしていない。 たぶん、それが一番正しい生き方なのだと思う。
