菜実(なみ)熟女図鑑 徳島素人版
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ハルキハラ 苦手な方はゴメンなさいm(_ _)m
26/06/02 12:21|コメント:2件
五月はもう終わっていたけれど、私の中ではまだ五月が続いていた。 妄想日記もお花見で止まっている。 やれやれ、私は朝の珈琲を淹れた。 豆を挽く音は小さな雨みたいに静かで、湯気はゆっくりと空気に溶けていく。でもその香りが部屋を満たしても、なぜだか身体は前に進もうとしなかった。 やらなければならないことはいくつもあった。机の上に積まれた紙の束みたいに、それらは黙って私を見ていた。でも私はそれらに触れず、窓辺で丸くなって眠る猫を眺めていた。 猫は何も焦らない。 世界が少し遅れていても、季節がひとつ置き去りになっていても気にしない。目を細め、尻尾を一度だけ揺らして、それで充分だという顔をしている。 もしかすると五月病というのは、やる気がなくなる病気ではなくて、自分の心が古井戸の底に降りてしまうことなのかもしれない、と。 底には静かな闇が残っていて、私のやる気もそのあたりに落ちている気がした。 私は珈琲を飲み、猫の背中を撫で、風の音を聞いた。 世界は相変わらず先へ進んでいたけれど、そのことを少しだけ許してみることにした。 やがて六月の風が吹く。 古井戸の底にいた何かも、猫が昼寝から目を覚ますくらい自然に、ゆっくりと地上へ戻ってくるだろう。 たぶん、そういうものなのだ。 少なくとも、今日の私はそう思った。 (ΦωΦ)フフフ… ハルキハラしちゃった(´>∀
